MP-101ワイヤレスリモコンの作成 その3
子機基盤到着
その1で悩んでいた小型化のために最終的に手を出したのは SEEED XIAOでした。子機では別にここまで小型化を意識する必要はなかったですが、親機の設計段階でこれでやることにしたので子機も同じにしました。
XIAOのEagle 用のライブラリーは本家にあったのですが、pin用のはなくて探し出せなかったため自分で作成したので、絵柄がなんか変です。
XIAOは結構癖があって使いづらい面もありますが慣れてしまうと、xbeeとの接続でシリアル使っているときにモニター用のシリアルはUSBから流せるので便利ではあります。使い方の詳しいマニュアルが正式な物がどこを探しても出てこないので試行錯誤はどうしても必要でした。(このへんは次回まとめます。)
7ピンDINコネクターの接続ケーブルは柔らかい良さげなのをネットワークケーブルで代用。より線のケーブルは細くて柔らかで複数線ケーブルに使用するのには良いですね。おすすめは「エレコム やわらかLANケーブルヨリ線」 シリーズ。中心にプラ芯も入っているのでねじれに強いです。
親機の基盤方はあと数日で到着予定。実装してボタンを押した感じで細かなタイミング調整は必要と思う。配線は全く同じなのですぐに動作確認までできて二台運用の親機の動作もほぼ予定どおり。
親機ケース
ケース加工も最近は中華製のNCマシンでかなり楽に制作できるようになってます。Fusion360 で図面引いてセットすれば図面どおりに好きなところに好きな形の穴が空けられます。ただ、高さがあまり稼げないため、ケースを平たく置いたときしか使えないのが難点ですね。今回はほとんど○だけですが、アンテナ用の変形している穴も自在に空けられます。
悩んだことその3?
xbeeのテスト中に、時々ATコマンドは動作するのに無線が反応しなくなるときがあります。はじめはよく分からず色々探っていると突然治っていたので現象が分からなかったのですが、犯人は16bit PAN IDでした。これは旧来のxbeeでも発生するのかxbee3特有なのか分かりません。2台でテストしているだけの時にも時々発生していたので複数でつなぎ先を変えたから発生しているわけでは無いと思います。おそらくPAN IDを変更とかしてテストしていたりで発生していたのか。。。
この現象は PAN IDは一致していても16bit PAN IDが異なっている場合に発生します。CH も一致してないと通信できません。ネットワークで言うところのルーティングテーブルが自動で設定されてしまっていて、しばらくは新規に掴めないと発生するようです。このパラメータ ATOI ATCH は手動での書き換えができませんので、こうなると電源入れ直したり、ファームウェアの書き換えやデフォルト設定への変更などを行ってもなかなか変更できません。PAN IDを変えて保存して電源消して書き換えても無理で、結局 ATNR コマンドを投入すると一旦リセットされますので、PAN IDを再度セットすれば接続可能になります。マニュアル
今回初めて手を出しましたが、xbeeはなかなか難しかったです。
つづく
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